WEDDING PARTY REPORT

ウェディングパーティーレポート

HIROTO&TAMAO【幻想的な邸宅ナイトウェディング】和装で過ごすアットホームパーティー〈最新レポート〉
DATE
2023.12.02
STYLE
CEREMONY
CHAPEL
BANQUET
ROYAL ROOM
GUESTS
71名

ー Wedding reportー

12月の夕暮れ時 クリスマス支度を始めた赤坂プリンスクラシックハウスでの
幻想的なナイトウェディングをご紹介します。

笑い声がきこえてきたのはブライズルームとなるホテル1室。

大学時代に出会って7年の時を過ごしてきたおふたりが
結婚式の日をむかえます。

いつもどおりの明るい声で交わす会話、でも お互いの姿は見えないように気をつけて。
大切な人の晴れ姿を目にする瞬間にわくわくしながら
リラックスした雰囲気の中 準備が進んでいきます。

ーFirst meetー

空気がよく澄んだ晴れた日には
ザ・プリンスギャラリー の1室から
富士山を臨むことができます。

黄昏時にあらわれるシルエット姿はほんの一瞬見られる情景。
そんな中 おふたりのファーストミートを行いました。

大切な人の姿に胸がいっぱいになります。

準備が整ったら出発です。
数ヶ月の間 おふたりと一緒に準備を重ねてきたスタッフたちも
おふたりの素敵な晴れ姿にこぼれる笑顔。
今日は1つのチームでのぞみます。

ーBride's outfitー

新婦様がお召しの着物は
"おめでたいことが起こる前兆”と言い伝えられる桐の木に留まる鳳凰の姿が
京正絹であしらわれた横振刺繡の美しい白無垢。

"横振刺繍"とは またの名を"糸の絵画"と呼ばれる
大正時代より受け継がれてた伝統技法です。

針が左右に動く横振りミシンで
筆で絵を描くように 針を生地に沿わせ 糸でモチーフを描きます。
縫い目の上に 何度も刺繍を繰り返し
そうして生まれた立体感が 陰影や強弱となり まるで絵画のような仕上がりに。
非常に繊細な技術のため扱うことができる熟練職人は極わずか。

「昔から 和のものや着物の美しさに心を惹かれる」
そうおっしゃる新婦様にぴったりの日本伝統が形となった衣装です。

着物の裾を流した姿は 上品な雰囲気に
裾をもちあげた "おからげ"姿も愛らしくとてもよくお似合いです。

幻想的な明かりが灯る赤坂プリンスクラシックハウスは
歴史を重ねてきた邸宅の重厚感がより感じられ
ロマンティックでムーディーな雰囲気が漂います。

おふたりの姿は映画のワンシーンのように幻想的に浮き立ちます。

ーFamily timeー

挙式前に迎えてくれたのは新婦様のご家族様。
このあとお式で大事なお役目をつとめてくれる
かわいいお子様ゲストも一緒です。

挙式にむけ新婦様は仕上げのお支度へ。
綿帽子をあわせると 一層奥ゆかしく初々しい佇まいとなります。

お母様から新婦様に口紅を塗って差し上げる "紅差しの儀"
新婦様が結婚式の晴れ姿として 白無垢を選んだのは
お母様の「白無垢姿を見たい」という思いにお応えしたいからでした。

そんなお母様の手で 仕上げ支度をお手伝いいただくこの時間は
きっと新婦様にとってもお母様にとっても
忘れられない瞬間になったことと思います。

ーCeremonyー

これまでの人生を振り返りながら歩むバージンロードで
新婦様と一緒に歩くのはお父様。

誕生してから何度も繋いできた小さな手は
いつの間にか大きくなり
久しぶりに腕を組むと
その成長の月日があっという間であったことを実感します。

大切な娘を 自分の手から新郎様の手へと託すお父様の思いは
側で見守るゲスト様にも ぐっと伝わってきました。

決まりきった形ではなく まっさらに胸の中にある自分の気持ちを形にし
そうして紡いだ言葉を誓いにしました。

自分にとって相手がどんなに大切な存在なのか
一緒にどう生きていきたいのか
そして相手にとって自分がどう在りたいのか

おふたりの等身大の気持ちを大切にしました。

愛らしいリングベアラーのご登場。
身につけているブートニアと花冠は
今日はよろしくね と新郎新婦様が式前にプレゼントしてくれたものです。

小さなふたりの手が大事に運んできたリングがたどり着くと
その場にいる誰もが思わずにっこり。

指輪交換を経た左手を重ねあわせる "手合わせの儀"
互いの手の温もりを感じながら
これから手を取り 支え 励まし 一緒に生きていこうと伝え合います。

おふたりらしい姿と言葉で誓った挙式
大きな温かい拍手が新郎新婦様を包みました。

ーWedding partyー

クリスマスシーズンの赤坂プリンスクラシックハウスは
館内も華やかな彩りで満たされ 一層ロマンティックな世界観へ。
色とりどりのオーナメントを着飾ったツリーが
ゲストの皆様をパーティー会場へと誘います。

ナイトウェディングの魅力のひとつは
昼間とまたちがう 非日常な高揚感を感じられること。

幻想的な暗闇に映えるエレガントなドレスアップを楽しんだり
開放的な気分で 美味しいディナーやお酒を嗜んだり。
より特別な時間をご堪能いただけます。

舞台となるパーティー会場はロイヤルルーム。
おふたり の"リラックスした過ごし方" のパーティーイメージにあわせ
オレンジやイエロー、コーラルの花々で温かく彩り
動きのあるシルエットで空間に抜け感を生み出しました。
ナイトウェディングらしく各ゲスト様テーブルに
ランタンも添えてお迎えします。

シャンデリアの灯りがトーンダウンすると
キャンドルのオレンジ色があたりを柔らかく照らしました。

パーティーの始まりに向けてゲストの皆様の胸も高鳴ります。

たくさんのおめでとう!の声に包まれて新郎新婦様がご入場。

これまでの人生で出会ってきた大好きな人たちが集まる空間
どこを見回しても親しい人たちの笑顔があって
手をふったり拍手を送ってくれています。
幸せな光景に胸がいっぱいになりました。

パーティーの始まりとなる乾杯前には
ここに集まるゲスト様がどんな方なのかのご紹介タイム。

一緒に過ごした思い出深いエピソードや
"こんなに大切な人なんだよ"という新郎新婦様の気持ちのこもったメッセージに
ご紹介の度にゲスト様テーブルは大盛りあがり。

「乾杯!」
明るい声でパーティーがスタート。
シャンパングラスを合わせ お祝いの言葉がたくさん飛び交います。

「ゲストの方と過ごすことを一番にしたアットホームな時間がいい」

結婚式のご準備の時からそうお話しされていたおふたり。
お打ち合わせの会話はいつも
来てくれる皆様がどうだったら嬉しいか ということが中心でした。

"披露宴中みんなが楽しめるようにこう過ごそう"
"みんなと過ごしたいからドレスチェンジは無しにしよう"
ゲスト様が喜ぶ顔を浮かべながら
ひとつひとつを選択される姿がとても印象的でした。

そんなおふたりの気持ちが形になった日、
ご家族もご友人様も 皆様の屈託のない笑顔がとても素敵です。

ご友人やいとこ様からのスピーチのプレゼント。
おふたりの門出に紡いでくださった言葉に感情が大きく動きます。

ケーキカットやゲームの時間を取り入れながら
たっぷりの歓談時間を 皆様と楽しい時間で共有します。
アットホームな雰囲気でいっぱいの会場では
いつもどこからか 笑い声が溢れていました。

結婚式は両親や家族のためにやりたい
しっかり感謝を伝えられる場にしたい
結婚式を挙げると決めた時に一番に考えたのは親御様のことでした。

結びの感謝の時間では
新郎新婦様それぞれよりご両親への言葉をお伝え。
生まれた時から今日までありがとう
というたくさんの感謝をこめて。

"アットホームな時間を実現できました"
パーティー後にそうおっしゃってくださったおふたり。

大切な皆様と 一緒に笑って楽しんだ 幸せなひとときは
新郎新婦様の心に大切に刻まれて続けていくことと思います。

おふたり様とご両家の皆様の幸せをいつまでも願っております。

-staff credit-
Hairmake:BiE
Photo:La-vie factory / sekky
Flower:U&Tse
Wedding plannner:Yuri Hayakawa